苦手が楽になる文章作成のコツ

「活字が苦手」「長く書けない」「書き出しに時間がかかる」などの経験がある人は多いのではないでしょうか。

そんな悩みを解決するべく、COCO-LOではオンラインライティング講座60分を3回に分けて開催し、受講したスタッフが文章の基本ルールを理解し、短時間で書けるまでに急成長しました。

そこで今回は、講師をしていただいたオリーブ・アンド・パートナーズ代表の阿部奈穂子さんに、指導した感想を教えていただきます。(取材/企画デザイン担当S)

 

オンラインだからこそのやり方

「1月頃に講師依頼のお話しをいただきました。コラム記事、SNS運営、冊子発行、社内報など、COCO-LOは文字との関わりが多いことを知っていたので、お教えできる機会があればと前から思っていたのです」。

当初はココロにお招きする予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の影響で、急遽ZOOM(ズーム)を使ったビデオ通話での開催になりました。

「オンライン授業ということで、初めてパワーポイントで資料作成をしましたね。今までは基本はあったものの、その時の思い付きでホワイトボードにガガッと書き込んでいたので、順に教えられる良い資料ができたなと思います」と阿部さんは言います。

ZOOMの画面共有機能を使えば、自分のスマホやパソコンに表示されている画面を参加者全員に表示できます。予め用意していたパワーポイントのスライドショーを共有し、時間制限のある中で、テンポよく指導していただきました。

 

文字から見える書き手の持ち味

同じ授業を受けたスタッフ3名ですが、提出された課題を添削していると個性が出ていると言います。

「Sさんは男性らしいビジネス文章。Iさんは女の子らしく、Оさんは文章が好きな感じがします。三種三様で面白いですね。」

3回に分けて行われたこのオンライン講座では講座毎に次回までの課題が出されます。期限までに阿部さんにメールで送信し、次回の講座で添削していただいたポイントの説明を受ける形です。

 

書くことで生まれる行動の第一歩

「文を書くことは自分の頭の中をまとめるということ。考えている事を文章で書くことで、整理して、次の行動に踏み出せるようになります。ボトムアップの組織を目指しているCOCO-LOさんは、一人一人が企画をして、何かをしていこうとしているから、自分の思ったことをある程度文章に書けないとですよね」と阿部さん。

文章に対する苦手意識をまずは取り除いて、良い意味で「文章なんて伝える手段」なんだと軽い気持ちで書けるようになること。それによって社内のコミュニケーションがよくなればと言います。

また、ライターは話した内容を並べていけば文章になるのだから、取材が一番大切だという。オンライン講座の中でも「取材内容が10なら、書くのは1」と指導していただきました。「取材できて、素材さえそろっていれば文章を作るのは早くできます。それを一番伝えたいです」と締めくくりました。

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