行ってみよう『リハビリ×散歩』ながめ公園周辺|リハ散歩【Vol.9】

MEMO
『リハビリ×散歩』…リハ散歩とは?
「体力や足腰に不安があり、外出に消極的になってしまう・・・」
「車椅子ユーザーなので、事前にバリアフリー情報がほしい・・・」

そんな方々のために、リハビリを兼ねてお散歩できる場所を紹介するコラムです。

良い景色を眺めたり、美味しいものを食べに行ったり、
自分に合ったペースのお散歩で心と体をリフレッシュさせましょう♪

「ながめ公園」とは

今回ご紹介する「ながめ公園」は、高津戸峡の眺めが良いことから、その名がついた公園です。
渡良瀬川のせせらぎが響く高津戸峡は「関東の耶馬渓」と称される景勝地。
その眺めの良さだけでなく、園内には花も豊富で、春は桜、秋には菊が咲き誇ります。

園内は階段に手すりが設置されているだけでなく、車いすユーザーにも嬉しいスロープが公園全体に設置されています。
毎年秋には北関東最大級の菊花の祭典「関東菊花大会」が開催されており、展示された菊花が園内を華やかに彩ります。
※2020年の「関東菊花大会」は中止、2021年は未定となっています。

昭和の芝居小屋「ながめ余興場」

「ながめ公園」内にある木造2階建ての芝居小屋は、昭和12年に建築されました。
内部は江戸時代の芝居小屋の雰囲気を今に残す、客席を1階と2階に設けた吹き抜け構造。
戦前の劇場建築としては群馬県内唯一の建物となっており、全国的に見ても珍しく、極めて貴重な建築物であると評価されています。

小まめな休憩が取りやすい「はねたき広場周回コース」

ながめ公園から北駐車場を挟んだ先にある「はねたき広場」。
こちらは舗装された、小さな円形のコースが設置されています。傾斜も無い為、どなたでも運動しやすいコースであるのが特徴です。
中央は芝生が広がっているので、ベンチがある場所まで回りきることが出来なくても、気軽に休憩を取ることが出来ました。

1周5分程度の短さなので、小まめな休憩・水分補給が取りやすいコースとなっています。
駐車場、バリアフリートイレ、東屋が広場の直ぐ隣に設置されているのも嬉しいポイントです。

上級者向け「高津戸峡散策コース」

「もっと足腰を鍛えたい」「運動に階段の登り降りを多く取り入れたい」という方にオススメなのが、「高津戸峡散策コース」です。
はねたき橋から高津戸橋を結ぶ遊歩道で、コース内には多くの階段が設置されている上級者向けの散歩コースとなっています。

道中は渓谷に生えている木々が木陰を作ってくれます。すぐ隣には渡良瀬川もあるため、散歩中は絶えず川の心地良い音が耳に届きました。

足元が滑りやすい傾斜部分は滑り止めが付いていた他、高さがある足場部分には落下防止用の手すりも設置されていました。
道中は東屋やベンチが一定の距離を置いて設置されているだけでなく、足元には「ちょっとひと休み!」というイラスト付きのメッセージが設置されていたりと、「ひと休みしていこうかな」と思える楽しい工夫が散りばめられていました。

散歩の必須アイテム

暑い日はまだ暫く続くため、汗拭き用のタオル、水分補給の為の飲み物、帽子の3つはまだまだ散歩の必須アイテムとなりそうです。
日光を遮るアイテムには日傘という選択肢もありますが、日傘はどうしても片手が塞がってしまうという欠点があります。
強い日差しを遮りながら両手も開けることができるので、安全に運動を行いたい場合はやはり、日傘よりも帽子の方が安心です。
ながめ公園周辺には自販機も多く設置されているので、飲み物が足りない場合は現地で購入することも可能となっています。

気になるトイレ環境

ながめ公園周辺はバリアフリートイレが充実しています。
ながめ公園北駐車場、はねたき広場の駐車場にあるトイレには、全てバリアフリートイレが設置されていました。

オススメは「ながめ公園北駐車場」

今回ご紹介した4つのエリア。この内の複数を回りたい場合に便利な駐車場は、高津戸橋近くにある「ながめ公園北駐車場」です。
場内はしっかりと舗装されており、車同士の間隔も広く取られている為、車いすユーザーも安全に移乗を行うことができます。
バリアフリートイレ、自販機が駐車場内に揃っているのも嬉しいポイント。
ながめ公園へ向かう際は横断歩道を渡る必要がありますが、押しボタン式の信号がある為、交通量が多い時でも安全に道を渡ることが出来ます。

📎http://www.gunma-navi.net/10212002.html

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