ココロリハビリジムで行われていた教室「こどもバレエ」がこの7月、「バレエストレッチ」として生まれ変わりました。指導するのはCOCO-LOスタッフで理学療法士の座間彩子さん。年少児から小学校高学年までの子どもを対象にしたバレエストレッチのレッスンを見学してきました。
■取材・撮影/阿部奈穂子(オリーブ・アンド・パートナーズ)
バレエの動きをとおして
ケガをしにくい体をつくる
クラシックバレエの教室というと、舞台の上で優雅に踊ることを目指し、レオタード姿でバーレッスン、というイメージがありますが、ココロリハビリジムのバレエストレッチは少し内容が異なります。
バレエの動きをとおして、しなやかな筋肉を育み、ケガをしにくい体や正しい姿勢をつくるのが目標地点。そのため、レオタードは着用せず、動きやすい服装ならなんでもOKだそう。「子どもにバレエをやらせてみたいけれど、準備が大変そう」、そんな親御さんの心配も不要です。
理学療法士の
知識を活かしたい
指導者の座間さんは理学療法士歴20年、COCO-LOでは訪問看護の仕事をしています。幼いころの夢は「バレリーナになること」でした。その夢が忘れられず、7年前からココロリハビリジムで、子どもたちにバレエの指導をしています。
しかしいつしか、一般的なバレエの教室では飽き足らなくなったと言います。
「理学療法士として解剖学、生理学など体のことをさまざまに学んできました。その知識を活かしたかった。海外では医学とバレエをマッチングさせている事例が多いと聞き、私が目指しているのはそんな教室だと思ったのです」、新たにバレエストレッチの教室を開いたきっかけを、そう語ります。
子どものうちに
体のクセを直すことの重要性
7年の間に、さまざまな子どもの指導をしてきたという座間さん。
「筋肉が硬い子はケガをしやすいため、体を柔らかくするストレッチ法を本人や親御さんにお伝えしてきました。逆に、筋肉が柔らかすぎる子は腹筋が弱く、良い姿勢を保つのが難しいという欠点があります。また、『股関節から足を左右に開いて!』と言っても左右非対称になってしまうという子どももいましたね」。
そうした体のクセを放っておくと、長い人生を生きていくうえで不自由が出ることもあります。少しでも早いうちに正しい体をつくっておくことが必要なのです。鏡を見ながらしっかりと現状を見つめ、改善していく。「そのためのバレエストレッチです」と力を込めます。
6つのプログラムで
楽しく、効率よく
レッスンは週に1度、1時間。毎回、次の6つのプログラムをこなしていきます。「子どもたちが楽しみながら体づくりができるメニューを」と座間さんが考案したプログラムです。
① バランスボールを使ってサッカーやバレーボール
② ローラー棒を使った筋肉マッサージ
③ 足の裏や股関節を柔らかくするストレッチ
④ 腹筋をメインとした筋肉トレーニング
⑤ バーレッスン
⑥ 音楽に合わせて独自の振り付けで踊る
半分以上の時間をストレッチや筋トレなど体づくりに費やしているのが特長です。優雅なバレエはそのような基礎がしっかりしていないと生み出すことはできないのだとか。
ビフォア、アフターの
写真撮影も
また、レッスンの始めと、筋トレの終わりに写真を撮るのも恒例です。「座った状態で壁に足の裏をくっつけて前屈してもらうのです。ビフォアとアフターでどれだけ体が変わるのか、なんとなく感じるだけでなく、実際に目で見て確かめてもらおうと考えました」と言います。
「わー、今日はイケてるね」「ペタンと体が足にくっついてる!」、毎回、その写真を見ながら、子どもたちとの会話に花が咲くのも楽しみだとか。
体のプロ・理学療法士だからこそできるバレエレッスン。それを受けられるのがココロリハビリジムのバレエストレッチです。
子どもにしなやかな筋肉をつけてあげたい、運動能力を高めてあげたい、体幹を育ててあげたいという親御さんは一度、見学に訪れてはいかがでしょうか。
日時:2021年8月10日(火)
2021年8月24日(火)
体験時間:16:30~17:30
体験会参加対象:4歳以上
参加申し込み方法:下記URLよりお申込みください。
https://forms.gle/Gi7SvBCVDydDbxVB9
コース詳細
時間:火曜日/16:45~17:45
料金:5,500円(+税)
幼稚園、小学校、学童までのお迎えも行っております。
お気軽にお問合せください。
住所:群馬県桐生市広沢町6丁目909
お問合せ:0277-32-3404(火~土:8:30~17:30) 詳しくはホームページをご覧ください