シクラメンで生まれた絆|本日よりさかもと園芸様とコラボイベント開催します

2月中旬、ココロデイサービスに60鉢のシクラメンが届きました。プレゼントしてくださったのは桐生市黒保根町の「さかもと園芸」。シクラメンとアジサイの農家で、花のオリンピックと呼ばれる「フロリア―ド」で1位を獲得したほか、有名な賞を次々と受賞している実力派です。シクラメンのお礼を伝えに、また、花の栽培の様子を見せていただくために、COCO-LO代表取締役・雅楽川陽子さんと一緒にさかもと園芸を訪ねました。

 

取材・撮影/阿部奈穂子(オリーブ・アンド・パートナーズ)

 

華やかだね~ お花はいいね~

山と川に囲まれた、自然豊かなロケーションにあるさかもと園芸。現在は2代目の坂本佳子さんと夫でラオス人のビムマ・ティアムチャイさんが先頭に立って、品種改良や栽培、販売を行っています。同園で育てている花のほとんどは自社で開発した品種だそうです。

今回、ココロにシクラメンを贈った経緯について、坂本さんはこう話します。

「2つ理由があります。1つはコロナ禍でシクラメンの販売量が例年より少なかったこと。もう1つは、オリジナルの品種の花が咲くのが遅かったのです。シクラメンが主に流通するのは12月。ところがいくつかの品種が開花したのは年明けでした。年明けに市場に出すと、グッと値段が下がってしまいます。それならば、コロナ禍で頑張っていらっしゃる病院や高齢者施設にプレゼントして、喜んでいただこうと思ったのです」

 

さかもと農園が今回、病院や高齢者施設に贈ったシクラメンはなんと合計500鉢。佳子さんが軽トラに乗せ、何度も往復して、配送したというから頭が下がります。

2月中旬、そのうちの60鉢がココロデイサービスに届けられました。それを、5つの施設に分配し、窓辺の暖かい場所に飾りました。

「利用者さんからは『華やかだね~』『やっぱりお花はいいね~』と喜びの声が寄せられています。お花を育てるのが好きな利用者さんもいて、水やりや花がら取りなど、自主的にお世話をしてくださっています」と雅楽川さん。

 

蝶が飛んでいるような オリジナル品種「ウィンク」

ココロにプレゼントしていただいたのは「ウィンク」という品種です。八重のミニシクラメン系で、農林水産大臣賞を受賞しました。

「シクラメンの多くは株の真ん中に茎や花を寄せるように育てますが、ウインクは敢えて、茎を広げて、花を散らすようにしています。蝶が飛んでいるように見えるでしょ」と坂本さんは微笑みます。花持ちもいいので、4月初旬まで楽しむことができるそうです。

 

妻や娘の名をつけた 美しいアジサイ

今、さかもと園芸では10棟のハウスで、アジサイを育てている最中です。メインの出荷は3月下旬から5月初旬まで。この短い期間にさまざまな品種を送り出します。早速、ハウスの中を見せてもらいました。

 

ハウス内には一面、緑の葉っぱと小さなつぼみのアジサイが並びます。これが色とりどりの花になるのかと想像しただけでワクワクします。

さかもと園芸で育てているアジサイは初代・坂本正次さんとビムマ・ティアムチャイさんが品種改良してつくったオリジナルばかり。そのネーミングがなんともロマンチックなのです。

例えば、正次さんが妻・久美子さんのためにつくったアジサイの名は「ミセスクミコ」。薄ピンク色の大きな花びらが特長的で、10年に一度、オランダで開かれる花のオリンピック「フロリア―ド‘92」で第一位の金賞に輝きました。

 

ティアムさんも負けてはいません。「初めて納得いく花ができたよ」という言葉と共に、そのアジサイに妻の佳子さんの名前「KEIKO」を付けたそうです。

近年は、お二人の愛娘の名前を付けたアジサイ「YULIKA」も登場しました。

 

3月22日(月)~ココロアジサイデー開催決定!

今回急遽、イベントを開催することになりました。

本日3月22日(月)~3月27日(土)まで、ココロの各事業所にて、さかもと園芸のアジサイを即売する「ココロアジサイデーwithさかもと園芸」を実施します。

ミセスクミコ、ベイビークミコ、ユングフラウジェミニ
各種¥2200(税込)となっております。

ぜひこの機会に、さかもと園芸のアジサイをご覧になってください。そして、母の日のプレゼントや、自分へのご褒美にお求めになってはいかがでしょうか。

さかもと園芸
〒376-0144
群馬県桐生市黒保根町下田沢2822
TEL:0277-96-2750
URL:http://sakamotoengei.com/

Top