有限会社COCO-LOでは様々な勉強会が開催されています。
資格があるからそれで終わりではなく、恒常的に勉強を続けてこそ、質の高いサービスが提供できるからです。
1月28日(火)には、ケアマネジャー・相談員のための勉強会を開催。
桐生市相生町にあるデイサービス「ココロアットホーム」を会場に、群馬医療福祉大学社会福祉学部の大島由之先生にお越し頂きました。
今回は、「”助け上手”は”助けられ上手”?」というタイトルで、手助けを受け入れて頂きにくい方への関わり方について学びました。
皆さんの周りにも「人助けが上手だな」と感じる人がいらっしゃると思います。では逆に「助けられ上手だな」と感じる人はいますか?
それはどんな人でしょう。素直でコミュニケーションに積極的な人?ちょっとお調子者?
なんとなく憎めない人柄を想像しますよね。
一方で、世の中には人から助けてもらうのが苦手な人もいます。
遠慮がちな人や完璧主義な人は、困っていても周囲に助けを求めるのが得意ではない場合も多いのではないでしょうか。
看護や介護の現場では「助けられるのが苦手な人に対しても手助けをしたい」という場面が起こり得ます。
そんな時、どんな風に関わればその方に寄り添った手助けができるのか…。
大島先生からのアドバイスは3点。
1.「理解者」を目指す
2.「サポーター」を目指す
3.「他人」として在る
まず一つ目の「理解者」として大切なのは、相手の方の置かれている状況と、その方がそれをどう感じているかを分けた上で、感じ方を理解しようとすること。そして、理解したいのだと言葉や行動で示すことです。
二つ目の「サポーター」を目指す時には、「問題の解決」と「気持ちへの共感」を分けて考え、両方のバランスが取れた支え方を考えるのが大切です。そしてこの時もまた、支えたいということを言動で示すことが必要です。
三つ目は、相手と自分は別の人間なのだということです。相手と自分を分けて考え、自分がどう捉えているのか、何を考えているのかをきちんと伝えることが必要です。思っているだけでは伝わらないという前提で、自分自身を伝える努力をしなくてはいけません。
参加したケアマネジャーや相談員は、言わば人助けのプロです。
だからこそ、助けられるのが苦手な人に受け入れて頂かなければならない場面が多くあります。
今回の勉強会では、そんな時にどうすれば良いのかを改めて学ばせて頂きました。
学んだ内容を日々の業務に生かし、利用者様一人ひとりに寄り添ったサービスを提供してい参ります。
臨床例やロールプレイも交えながら、楽しい講義をしてくださった大島先生、どうもありがとうございました!