桐生タイムスに掲載されました。

15年振り返るビジネス書 ココロ雅樂川社長が出版

 訪問看護や介護サービス事業に取り組むCOCO-LO(ココロ)の雅樂川陽子社長(43)の著書「働きやすさを本気で考えたら、会社の売上が5倍になりました。」(同文舘出版)が今月から、全国の書店などで販売されている。税抜き1500円。
 ココロのスタッフは約9割が女性。同書には女性の職場ならではの課題や育成、独自の制度など介護業界に限らず企業の悩みを解決するヒントが詰まっている。
 雅樂川さんは桐生市生まれ。病院や訪問看護での勤務を経て、29歳でココロを創業した。「グッドキャリア企業アワード2016」大賞(厚生労働省)などを受賞し、現在は通所介護やフィットネスジムなどの施設運営を行う。
 本の執筆には「ここまで詳しく社内のやり方を表に出すべきか悩んだ」と雅樂川さん。勤務形態やキャリアが自由に選べる独自の制度など記載されているが「会社は日々成長するのだからこれが全てではない。本を参考にビジネスを成功させてほしい」と15年間を振り返った。
 「中高生にも手に取ってもらうことで、大人も悩んでいるんだ、こんな世界があるんだとヒントになってくれたらうれしい」と雅樂川さん。
 働くうえで大切なことは「シンプルに物事を考える」こと。今後は「起業はしたが悩む女性経営者などに方法を教えたい」と話している。

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