専門家であるために「触診」技術向上

ココロでは、リハ職のスキルアップを目的に毎年外部講師をお呼びし、リハビリの技術勉強会を行っています。
今年は社内講師を立て、筋肉の触診に特化した勉強会を開催しました。今回は、以前から何度か勉強会のテーマになっている「触診」について行いました。

触診が必要な理由

「触診」とは、医師や看護師など、職種によってそれぞれ目的が異なります。リハ職が行う触診とは、筋肉の状態を知るためのもの。知識だけを持っていても、筋肉は人によって付いている位置や大きさが違うので、触診しその人の身体を知っていきます。
 触診で筋の硬さや、つっぱり具合、筋硬結(凝り)の有無がないかを確認します。寝ている(脱力している)状態で筋肉が緊張しているところがないかをみていきます。寝た状態で筋緊張があると、そこが痛みや硬さ、関節拘縮(関節の動きに制限が出ること)の原因になっていきます。
これらが起きないよう、リハ職はストレッチや関節の可動域を広げるための練習を施術で行い予防していきます。
筋肉の状態がわからないと、痛みの原因がわからないので、専門家であるために触診が優れている必要があるのです。
 

技術を高めるために

今回は総勢16名のリハスタッフが2人1組になり、上肢から体幹の筋肉を触診し、お互いに感触を教え、また他のスタッフの体も触り、研修を受けました。ベテランリハメンバーが教える触診のポイントを押さえながら、筋肉の触診をされ、治療もされ、最後は体が楽になり、有意義な勉強会になりました。一人一人が「触診」と向き合い、身体のプロになれるよう、会社としてもバックアップをしていきます。
利用者様の痛みに真剣に向き合えるよう、今後も研修を続けていきます。
 

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