大きな舞台で3年ぶり『ココロ文化展』開催します

2月26日、グンエイホールPAL(笠懸野文化ホール)を貸し切って行われる「ココロ文化展inきりゅう」。これまでも利用者さんの作品を展示するイベントは何度か開催してきましたが、今回はスケールが違います。1000人収容できるホールや広いエントランス、芝生広場など施設のあらゆる場所を使い、利用者さんとスタッフが力を合わせて楽しいイベントを繰り広げます。文化展のリーダ、スタッフNさんにお話を伺いました。

万全な感染対策のもとで
自粛ムードを吹き飛ばそう

グンエイホールPAL(笠懸野文化ホール)

COCO-LOといえば、楽しいイベントを数々仕掛ける介護会社です。しかし、ここ数年はコロナ禍で自粛が続き、「スタッフは何かやりたくてうずうずしていました。そのエネルギーが今回の大規模な文化展につながったような気がします」とNさんは言います。スタートは6月。ココロデイサービス、ココロアットホーム、ココロトレーニングデイサービス、ココロガーデン、訪問看護ステーションココロ、5つの事業所の利用者さんに文化展を開くことを告げ、展示する作品の製作をお願いしました。その時はこれほど大きなイベントになるとは予想もせずに……。社長の雅樂川陽子さんから「キッズヒップホップのステージをやっては?」と提案があったのをきっかけに、スタッフの間から「マルシェもやろう。ワークショップもやろう」など次々と声が上がりました。その結果、大きな舞台を持つグンエイホールPAL(笠懸野文化ホール)を丸ごと1棟借りて、さまざまな催しを同時に行うことが決定。

キッズヒップホップやマルシェ
キッチンカーも出店

いま一番力を入れているのは会場の飾り付けの準備です。利用者さんの作品はホワイエというガラス張りの明るい空間に展示されます。「広いので作品が少ないと、さみしい印象になります。各事業所の担当者を通じて、利用者さんにたくさん作品を作ってください、とお願いしているところです。」ココロアットホームでは個人作品のほかに利用者さん全員でひな人形をテーマにした貼り絵を製作中。ココロガーデンでもみんなで千羽鶴を折っているそう。ホールではキッズヒップホップなどのステージが行われる予定です。「展示を見てからステージを見るという絶好の動線になっています」と自信たっぷり。アートギャラリーでは、2つのワークショップを開きます。花のリース作りと桐生市の「らんぷやさん」に協力してもらってのコースター作りです。芝生広場では、地場の農家さんや商店と提携し、朝採り野菜や花の販売を行うことが決まり、スープ屋さんのキッチンカーも出店していただくことになりました。

心をつなぐシンボルツリーの
製作も計画中

2018年ココロ文化祭のオブジェ

会場の入口には「利用者さんの木」を飾る予定だそう。段ボールで幹と枝を作り、葉っぱの形のメモ用紙に利用者さんの好きな言葉を書いてもらい、それらで大きな木を作ります。「スタッフと利用者さんが一緒に作り上げた文化展だというメッセージを込めたいと思います。感染対策を万全にして当日を迎えたいですね」と明るい笑顔で話してくれました。ココロデイサービスまえばし、ココロ訪問看護ステーションまえばしも2月25日に事業所内で文化展を開きます。2日間続けてのイベント、ココロスタッフ一堂張り切って準備を進めています。

出展する利用者さんの声

縫製の腕前を生かしたい
利用者Aさん 「40代から20年間旅館の仲居さんの作務衣を縫う仕事をしていました。その技術を活かして、巾着やティッシュケースをたくさん作ります。大きな箱1箱分が目標です」

言葉を綴った短冊作りを
利用者Mさん 「読書が好きで文章を書くことが趣味です。その時の想いや体験を俳句や短歌にすることもあります。ちょっと恥ずかしいですが、私の言葉を記した短冊を作って、出展したいと思っています」

ココロ文化展inきりゅう
2023年2月26日(日)12:00〜15:30
場所:グンエイホールPAL(笠懸野文化ホール)
(群馬県みどり市笠懸町阿左美1579-1)
ココロ文化展inまえばし
2023年2月25日(土)10:00〜15:00
場所:ココロデイサービスまえばし
(群馬県前橋市総社町総社2544−5)
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