「体力や足腰に不安があり、外出に消極的になってしまう・・・」
「車椅子ユーザーなので、事前にバリアフリー情報がほしい・・・」
そんな方々のために、リハビリを兼ねてお散歩できる場所を紹介するコラムです。
良い景色を眺めたり、美味しいものを食べに行ったり、
自分に合ったペースのお散歩で心と体をリフレッシュさせましょう♪
「山上城跡公園」とは?
鎌倉時代、山上五郎高綱(藤原秀郷の子孫)によって築城された城、山上城。
戦国時代末期に武田勝頼に攻められたのち廃城となり、現在は城跡が残る緩やかな丘陵地。
そこに整備されたのが、今回ご紹介する「山上城跡公園」です。
かつて城が建っていた場所に芝生広場やアスレティックなどが配置され、市民の憩いの場として親しまれています。
「山上城跡公園」おすすめ散歩コース
おすすめの散歩コースは、季節の花やローラー滑り台などがある、芝生広場を一周するコースです。
急な坂道も多い公園となっていますが、この芝生広場は一面緩やかな丘陵が広がるエリアなので、自分のペースで一息入れたい方にもぴったりのコースとなっています。
ゆっくりと歩いて、1周約20分程。
途中見頃の花を見たり、眼下に広がる街並みを眺めたりと、休憩を多く挟みながらの散歩となりました。ゆるやかではありつつも、坂が続くコースとなっているので、こまめな休憩を挟む運動がおすすめです。
花の公園
訪れる季節によっては、園内に咲く花も見所の一つとなります。
私が訪れた2月頃は、丁度ロウバイが見頃を迎えており、園内に甘く爽やかな花の香りが広がっていました。(現在は終了しております。)
次に訪れる花の見頃は少し先になりますが、6月中旬頃にアジサイが見頃を迎える予定です。
【季節の花】
・アジサイ 見頃 6月中旬‐7月中旬
・ツバキ 見頃 1月‐2月
・ロウバイ 見頃 1月下旬‐2月下旬
「山上城跡公園HP施設案内」にて、それぞれの花の開花情報が掲載されています。
※開花時期には、こまめに花の様子(五分咲き、満開など)が更新されています。
上級者向け! 山上城跡コース
芝生広場の隣。「二の丸」「本丸跡広場」を周回するコースは、急な傾斜も多いため上級者向けです。
今の時期は地面いっぱいに枯葉が落ちているので、ふかふかとした柔らかな踏み心地が楽しいコースとなってします。
こまめな水分補給を忘れずに
歩くことに夢中になっていると、ついつい忘れがちになってしまうのが水分補給。
冬は喉が渇きにくいですが、空気の乾燥により、知らず知らずのうちに体内の水分が失われています。血行を促進し、喉を潤すためにも、こまめな水分補給を心がけましょう。
整備された駐車場
「山上城跡公園」の駐車場には、障がい者用駐車スペースも設けられています。
とても綺麗に整備されている駐車場なので、大きな段差も無く、足場はしっかりと安定する作りになっていました。
車いすをご利用の方は、車をバックで駐車した際、より広いスペースが広がる左側から出られるように準備しておくと安心です。
駐車場から「新里郷土文化保存伝習館」への道には、十分な幅があるスロープも設置されていました。
おすすめの持ち物
今回おすすめの持ち物は「杖」と「レジャーシート」です。
特に必需品となるのは、足腰にかかる負担を軽減してくれる「杖」。
体のバランスを補助してくれる役割もあるので、万が一の怪我予防にも役立つ優れ物です。丘陵地にある公園となっているので、普段あまり杖を使用しない方も、練習を兼ねて是非使用してみてください。
次におすすめの持ち物は「レジャーシート」。
綺麗な街の景色をゆっくりと眺めたい方は、人が集中していないのを確認しつつ、是非芝生広場に「レジャーシート」を広げてみてください。荷物の余裕があれば、折りたたみイスの持参もおすすめです。
運動したい方に丁度いい公園
広い丘陵地は歩くだけで十分な運動になります。その日の調子に合わせて散歩コースの難易度を変えることが出来るので、しっかりと運動したい方におすすめの公園となっていました。
駐車場から公園に向かう間にトイレ(バリアフリートイレ無)が設置されているので、運動前と運動後に寄りやすいのも嬉しいポイントです。
城下町の名残として元町・鍛冶屋などの地名が残っているので、公園周辺を散策するのもひとつの楽しみとなりそうです。
※園内にバリアフリートイレは設置されていない為、ご注意ください。
山上城跡公園
住所:桐生市新里町山上297番地1
山上城跡公園 施設案内
https://www.city.kiryu.lg.jp/shisetsu/kouen/1002895.html