ココロデイサービスまえばし、生演奏のラジオ体操

子どもの頃、夏休みといえば、
ラジオ体操が日課だったという人も多いのではないでしょうか?
日本人なら誰もが一度はやったことがあるラジオ体操は、
伝統ある日本ならではのエクササイズ!
老若男女、誰でもできて健康維持や美容に効果があると、
今、改めて注目を集めています。

心地よく過ごしながら自然と運動が出来る「ココロデイサービスまえばし」ではラジオ体操を新しいスタイルで行っています。
今回、理学療法士(PT)として機能訓練指導員の仕事をしている、和田由貴さんにお話しを伺いました。

和田さんの普段のお仕事は、身体の評価、目標設定し、ストレッチや筋トレ、自主訓練の提供・実施状況の確認、生活状況の確認を行っています。
簡単に言うと、自宅で前向きに生活が送れるよう運動面でお手伝いをしています。
PTの和田さんが挑戦したこと、それはピアノの生演奏での「ラジオ体操」です。
どうしてピアノの生演奏を取り入れることになったのでしょうか?

和田さん曰く、2020年1月からスタッフ全員で新型コロナウイルス渦に何が出来るか模索していました。
率直に思ったことは、外出機会が減り、
デイサービスでも外部の方が関わる催しがなくなり、
「鑑賞する」「体感する」機会が減っていることでした。
この状況でも出来るイベントを提供することで、
新鮮な気持ちになり、スタッフが頑張る姿を見せることができればと思ったそうです。

色々なアイデアが出る中、和田さんは
「私にできることは何か考えました。
入職時から片隅にピアノがあることが少し気になっていたので、
これは『今かな』と…。ただ、人前で演奏する事は16年ぶり。何より自信がなくて」と少し不安もあったそう。

しかし、実際に取り入れてみると
思った以上に反響が大きく、快く受け入れていただき、
和田さん自身も楽しく過ごせたそうです。
利用者さんからも「生演奏はいいね」と沢山の声を頂きました。
初日は緊張し、間違いもありましたが、そこはご愛敬で笑っていただき、
皆で楽しく演奏と体操が出来ました。
「普段のCDのテンポより、ゆっくり体操が出来た」
「この曲が聞きたい」「ラジオ体操第2もやりたい」などのリクエストが!
身体でリズムをとりながら、気持ちよく聴いて下さる方がいたり、
以前楽器をしていた話や、家族がピアノをやっていた話など
懐かしい話を聞く事もできたそうです。

理学療法士は、運動療法や物理療法を通じて治療を行い、
動作の改善や回復を図り、健康増進や維持を目的に指導や助言を行う仕事。
音楽には心を豊かにし、不安な時や気分の良い時、
どんな時でも心地よく心身に働きかける効果があります。
一見リンクしないようですが、気持ちや身体に作用するという点では共通する部分があるのです。
音楽に合わせて身体を動かす、口ずさむ、じっと耳を傾ける等、身体に良い効果がいろいろとありそうですよね。

「昔も今も音楽が好きです」という和田さん。
今後もイベントなどで音楽を取り入れていければ、と話します。
4月は他のスタッフとセッションする事を計画中!
育児の合間や、料理の合間など、隙間時間に練習しているそうです。
常に利用者さんのお声を聞きながら、型にとらわれること無く、
利用者さんと一緒にココロならではの音楽との関わりが出来ればと常に前向きです。

コロナ渦で外出機会が減ることで、
年齢関係なく運動不足が問題になってきています。
ココロでは感染対策を徹底し、自主的に運動が出来る環境を整えています。
是非一緒にみんなで楽しく身体を動かしてみましょう。


ココロデイサービスまえばし定員20名 半日タイプのデイサービス🏠群馬県前橋市総社町総社2544-5☎027-212-5472(担当:藤原)🕒 8:30~17:30 (土・日・祝休) 空き情報などはこちらから

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