【ココロ本社】リフォーム大作戦!

“ココロ本社ってどんなところ?”
桐生市相生町にあるココロ本社は、黄色い外壁の2階建ての建物です。1階はココロデイサービス(半日タイプの通所施設)、2階に本社が置かれています。2階には、総務と企画室で構成されたサービスサポートチーム、居宅介護支援事業所、訪問看護ステーションの事務所があります。

“気持ちよく働けることが質のいいサービスにつながる”

3密を避けることは、今や新しい生活様式として定着しつつあります。今までもココロではさまざまな新型コロナウィルス感染対策を行っていますが、本社ではソーシャルディスタンスを保ちながら快適に働く環境を整えるため、2階のリフォームを行いました。

“リフォームの内容は”

ソーシャルディスタンスを保てるようパーティションやアクリル板を設置したり、棚やデスクなどの組立・移動、それに伴う電源確保や配線の変更、と大掛かりなリフォームとなりました。

“働き方改革”

2階本社に常時在席しているスタッフには、ひとり1台ノートパソコンが貸与されました。そのノートパソコンを入れるトートバッグや書類格納ボックスも、です。従来ひとりで1日占有していた固定のデスクスペースをなくし、誰でもいつでも使えるフレキシブルなワークスペースを設けました。フリースペースなので、誰でもいつでもどこでも仕事ができます。とはいえ、出社した本社スタッフはどこに座ろうかと毎朝悩むので、席はくじで決めているそうです。空いているスペースでは、帰ってきた訪問看護スタッフやときには雅樂川社長も仕事をしています。

“働くスタッフたちの感想は”
「ソーシャルディスタンスが保たれる」「集中できる」「キレイが保てる」「掃除がしやすくなった」「持ち物が整理できスッキリした」「作業スペースが広くなった」など前向きな声がたくさん届いた一方で、「いつもオープンな空間で顔が見えていたけど、今はパッと見えないので寂しさちょっとあるかも」「まだ慣れない、物や人を探してウロウロしている」「パーティションで囲まれた空間は、集中できるが風通しは(物理的にも精神的にも)悪いかも…」と、こんな意見もありました。

“リフォームをしてみて”(本社スタッフ談)
ココロの経営理念は「心と心をつなぐ」です。そしてその実現のために全社員で共有するのが「10のココロ」という行動指針です。この、10のココロのひとつに「個人を大切にする心」というものがあります。パーティションで区切られた空間で仕事に集中するとき、この「個人を大切にする心」をふと思い出すことがあります。個が守られるということは、反面、個人プレーに陥りやすくなるのでは?反応しなくてもいいやという気持ちになってしまうのでは?と危惧したり不安になったり。いやいやそれではダメだと、引きこもりたくなる気持ちを抑えて自分を鼓舞します。パーティションの間から顔を出し、周りをキョロキョロしてみます。「自分を大切にしながら、周囲の個人も尊重する」そんな気持ちでいたいと思います。
また、リフォームにあたりスタッフ総出で家具の組み立てをしたり、棚や物品を移動しました。「この人器用だなぁ」「力持ちだなぁ」と感心したり、思いがけず発見した才能に驚いたり。最後はクタクタでしたが、みんなで力を合わせて作業を終えました。「10のココロ」には「協力する心」というのもあるのですが、作業を終えてみて、今回はこの「協力するココロ」と前述の「個人を大切にするココロ」、2つのココロが印象に残っています。

“心と心をつなぐ”
これからも感染対策をしながらの生活が続いていきます。身体的な距離は保つけど精神的な距離は近くにいる。心はつながっている。リフォームを見つめたスタッフの思いは、ココロが大切にしているものに通じているようです。

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