15回目のもちつき大会。歴史をご紹介

15年目のもちつき大会 これまでを振り返って

12月21日、の桐生市総合福祉センターで、COCO-LOのもちつき大会が行われました。創業以来、毎年行われているイベントで、今回で15回目。節目の年の開催です。当日の様子をリポートすると共に、これまでのもちつき大会の歴史を知る方々にインタビューを行いました。

■取材・撮影/阿部奈穂子(オリーブ・アンド・パートナーズ)

当初は社長の自宅でアットホームに

COCO-LOの創業は2005年7月。初めての大きなイベントとして半年後の2006年1月、もちつき大会が行われました。「昔ながらの臼と杵でもちをつき、新年を祝おう」「できたての美味しいもちを利用者さんに食べてもらおう」という主旨で始まったといいます。
「当初は、雅楽川社長の自宅で開いていました。イベント係のメンバーが雅楽川社長のご両親にもちつきの仕方を教えてもらいにいき、手探り状態でスタートしたことを覚えています。初めての年は利用者さんとスタッフ合わせて20人弱とアットホームな会でしたね」とCOCO-LOスタッフの清水純子さんは振り返ります。

今年から12月の開催に

その後、ココロデイサービス、ココロアットホーム、ココロガーデンと会場を変え、6年前から桐生市総合福祉センターの大きな部屋を借りて、開催されることになりました。参加者がどんどん増えたためです。今年も利用者さんとそのご家族が72名も集まってくれました。
「毎年1月はインフルエンザのピーク。そんな時期に、もちつき大会を行うのはいかがなものか、中止にしようかという議論が、これまでに社内で何度か行われました。でも、利用者さんは楽しみにしてくださっています。そこで、今年から日程を変え、12月に行うことにしました。師走の忙しい時期ですが、ひと足早いお正月気分を味わえるのもいいものです」と雅楽川社長は言います。

杵をふるう人々の想いとは

もちつき大会の花形は、「よいしょ」「よいしょ」の掛け声に合わせて杵をふるう人々です。10年以上、このイベントでもちつきを担当している利用者さん・関口勇蔵さんは、今年も大活躍。軽々と杵を持ち、こぎみよい音をたてながら振り下ろします。「慣れているから、腰が痛くなることなんて全然ないよ」と笑います。
COCO-LOスタッフ・鹿木和代さんの息子・悠太くんは現在高校2年。5歳から、もちつき大会に参加し、12年間も杵を振り続けています。「最初は子ども用の小さな杵でしたが、中学生になった年に大人用の杵を持つようになりました。うまくもちをつくコツは、まっすぐに杵を上げ、振り下ろしてもちに当たる寸前、力を入れるんです」と悠太くんは話してくれました。

もちの種類にも工夫を凝らして

 
スタッフの工夫で、もちの種類もその年によって変えています。今年はからみ、あんこ、キナコの定番3種のほか、コチュジャン味、そして、味つけをしていないもちも用意しました。各テーブルに、チョコレートソース、しょうゆ、塩、オリーブオイル、トウガラシを並べ、個人の好みで味をカスタマイズしていただこうという配慮です。その狙い通り、チョコレートソースをかけた甘いもちは子どもたちに大人気でした。
創業の頃から、もちつき大会に参加している利用者さん・今泉靖夫さんと若林進さんはからみもちのファンだそう。
「つきたてのもちを食べると、昔、新里村(現在の桐生市新里町)に住んでいたころ、土間にワラを敷き、おじいさんとおばあさんがもちつきしてくれたことを懐かしく思い出しますね」と若林さんは目を細めます。
また、「もちつき大会は、他の事業所のスタッフさんと顔を合わせられる貴重な機会。毎年楽しみにしています」と今泉さん。

バレエ、ヒップホップ、アカペラに大きな拍手

もちつき大会では、ココロリハビリジムで練習をしている子どもバレエ教室とキッズヒップホップによるステージも人気です。今年は小1~小3までの4人のバレリーナが、クリスマスの定番バレエ・くるみ割り人形と、ピンクのしっぽをつけて、眠れる森の美女の猫のダンスを可愛らしく踊ってくれました。
キッズヒップホップでは小学生から大人まで幅広い年齢層のメンバーが、軽快で楽しいダンスを披露。サンタやトナカイまで登場し、大いに盛り上がりました。
さらに、群馬大学のアカペラサークル「Voice Cream」から理工学部女性4人で構成されたQ&D、4人の女性メンバーが駆けつけ、懐かしの歌謡曲や童謡メドレーを演奏してくれました。一緒に口ずさむ人、拍手をする人などで、会場が一つになりました。

もちつきで育まれる連帯感

「もちつき大会を開催する度、皆さんがつながっていくのを感じます。スタッフもそう。スタートした当初は怒鳴り合いやケンカもあったけれど、回を重ねることで、一人ひとりが役割を見つけて、率先して動けるようになりました。成長したなあと感じます」と雅楽川社長。
もちはハレの日の生命力あふれる食べ物。そして、一人ではできないもちつきには、連帯感を育む効果があります。COCO-LOではこれからも様々な想いを込めて、皆さんに喜んでもらえる様なイベントを続けていくことでしょう。

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