雅樂川社長の新刊がアマゾンで1位!感謝を込めた神保町の書店挨拶回りに密着しました

「働きやすさを本気で考えたら、会社の売上が5倍になりました。」、これは、6月7日にCOCO-LO代表取締役の雅樂川陽子さんが出した本のタイトル。通販サイト「アマゾン」の企業経営部門・企業革新部門で売り上げ第一位になるなど大好評です。お礼の意味を込めて、出版元の同文舘出版と、都内の取り扱い書店へ挨拶まわりに行ってきました。神保町から池袋、新宿、東京へ、忙しく動きまわった1日を密着ルポしました。

取材/阿部奈穂子(オリーブ・アンド・パートナーズ)

同文舘出版の本は
為になります!

 まず、雅樂川さんが訪れたのは神保町にある「同文舘出版」。明治29年創業の歴史ある出版社です。
 

※同文舘出版
 
「私はビジネス書をよく読むのですが、『この本は為になる!』と思って、出版元を見ると、同文舘出版と書かれていることが多かったんです。優秀なスタッフさんが揃っている会社なのだなと思っていました。そのため、『本を出しませんか』というオファーを同文舘出版からいただいたときは嬉しくて、信頼してお任せしようと思いました」と、雅樂川さんは言います。
 出迎えてくれた担当の編集者・竹並治子さんとは、ほぼ毎日、メールでやりとりをし、最後の最後まで一緒に本をつくり上げた同士です。
 

 
「とても良い本になったので多くの方に読んでいただきましょうね! 営業部のスタッフと一緒に強力バックアップしますよ」、そう力強く話す竹並さんと共に、雅樂川さんの書店巡りの1日が始まりました。
 

 

書店員さんに
サイン本をプレゼント

 著者が新刊を出したときに、書店をまわるにはいくつかの理由があります。最大の目的は、書店員さんと話をしてコミュニケーションをとり、いい売り方をしてもらうこと。
例えば、本を棚に立て、背ではなく表紙を見せて陳列する「面陳(めんちん)」や、表紙を上に向けて積み上げていく「平積み」という売り方をしてもらうと、多くの人の目に留まります。「いかに長い期間、面陳や平積みをしてもらえるかが、売り上げに大きく影響するんですよ」と言う竹並さんからのプロのアドバイスに、「頑張ります!」と雅樂川さんの瞳がキラリ。
 最初に訪れたのは同文舘出版から徒歩5分の「三省堂書店神保町本店」です。
 

※三省堂書店神保町本店
 
3階のビジネス書コーナーに行くと、雅樂川さんの本が棚に面陳で置かれ、おまけに宣伝用のポップまで張られていました。これには雅樂川さんは大感激です。
 

 
 ビジネ担当の店員さんからは、「今まさに社会が必要としている分野の本ですから、きっと人気が出ると思いますよ」という嬉しい言葉をいただきました。そのお礼に、雅樂川さんは自分で自分の本を購入し、サインを書いて、店員さんにプレゼント。
 

 
「ぜひ読んでくださいね」と言って差し出すと、ニッコリ笑顔で受け取ってくださいました。


 
幸先の良いスタートです。

アマゾンで
売り上げ第一位の知らせが……

 続いて向かったのは、池袋駅に直結している「三省堂書店池袋店」。
 

※三省堂書店池袋店
 
こちらではなんと、ビジネス書コーナーの入口近くに、平積みで大きなポップ付き。花形の場所を陣取り、各段の目立ち方です。
 

 
「きっと、同文舘出版の営業の方が一生懸命、書店さんと交渉して、こんな素晴らしいコーナーをつくってくださったんでしょうね。本当にありがたいです」と恐縮しまくりの雅樂川さん。
 
そんなとき、竹並さんから嬉しい知らせが……。
 「今、アマゾンの企業革新部門で雅樂川さんの本が第一位になりましたよ」
 「え!」、目を丸くして、スマホで検索すると、「働きやすさを本気で考えたら、会社の売上が5倍になりました。」のタイトル横に「ベストセラー第一位」の冠がついているではないですか! しかも、本の在庫は残り1冊という表示。「どうしよう、在庫がなくなっちゃったら」、心配する雅樂川さんに、「大丈夫、すぐに補充されますよ」と竹並さん。

学生時代よく通った
思い出の書店にも……

 山手線に乗り、新宿に移動。ここでは「紀伊国屋新宿本店」と「ブックファースト新宿店」に挨拶まわりをしました。
 

※紀伊国屋新宿本店
 
「紀伊国屋新宿本店といえば、私が学生のとき、作業療法の本をよく買いに行きました。他店にはない本もここには揃っていたのです。そんな思い出の書店に、自分の本が置かれるなんて……」、またまた大感激の雅樂川さん。
 そして、最後の1店、東京駅近くの「八重洲ブックセンター」へ。
 

※八重洲ブックセンター
 
ここでまた驚きの光景を目にすることに……。なんと1階と2階、2つのフロアに雅樂川さんの本のコーナーがあったのです。しかも、1階は平積み、2階は面陳と最高の扱い。
 


 
「言葉が出ないくらい感激してます」とウルウルの雅樂川さん。さらに、竹並さんから、「今、アマゾンで、企業革新よりも格上の企業経営部門でも第一位になりました」との嬉しい報告。

多くの人にCOCO-LOの取り組みについて知ってもらいたい、そんな想いを込めて、半年がかりで書いた本ですから、売れる、読んでもらえるということはこのうえない喜びなのです。
 この日歩いた歩数は約2万歩。体は疲れ切っていましたが、心は晴れ晴れ。「生涯で忘れられない素晴らしい日になりました」、こうして雅樂川さんの忙しい1日は幕を閉じたのです。

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