【便利情報】車椅子だって旅したい!車椅子を使って行く海外旅行!

この記事は、ココロ日和2019年春号に掲載されたものです。

最近年齢を重ね足腰が弱くなり、歩くことに消極的になってきた母を海外旅行に連れ出すために、兄と二人で知恵を絞ることになりました。

どこに行きたい?

まず初めに行き先をグアムに決めました。前回グアムに行ったとき、同じホテルで車椅子の宿泊者を見かけ、個人でも車椅子を使って旅行できるのではないかと思ったのがきっかけです。そして何よりも、家族全員グアムが大好き!なのです。

空港までの移動は?

空港までは、自家用車や電車、高速バスなどで行くことができますが、なるべく歩かないですみ、自分たちのペースで行け、周りに気を使わなくてもよい乗り物ということで、自家用車で移動することになりました。

駐車場を決める

自家用車の場合、旅行中は駐車場に預けます。空港周辺にはいろいろなタイプの駐車場があり、自分の都合に合わせた駐車場を選ぶことができます(インターネットで調べることができます)。
私の場合は、行きは乗り捨てで空港まで取りに来てくれ、帰りは空港まで持って来てくれるタイプの駐車場をお願いしました。旅行中は、少し離れた駐車場で保管してくれます。割高にはなりますが、ドアtoドアの感覚で、とにかく楽です。

車椅子を手配する

空港内では、チェックインから搭乗まで通常2時間以上かかり、その間は広い空港を歩きまわることになりますので、ここから車椅子の出番です。今回は、渡航先でも同じ車椅子をずっと使えるレンタルを手配することにしました。「車椅子 レンタル」でインターネット検索できます。
レンタルした車椅子を飛行機に乗せて渡航先まで持っていってもらうには、旅行会社から航空会社に連絡をしてもらうことが必要です。
車椅子の受け取りも返却も、空港内でOKというお手軽さです。空港内では車椅子使用のため、出国手続きや手荷物検査、搭乗手続きの際も優先的に通してもらえました。

グアムについて

空港からホテルまでは旅行会社が手配したバスに乗って移動します。あらかじめ旅行会社に伝えておけば、車椅子も問題なく運んでもらえます。
ホテルに着いてから最終日までは、現地で車椅子を積めるレンタカーを借りて移動しました。現地のレンタカーは自分で手配しましたが、旅行会社に頼むこともできます。車椅子を積める車種や、日本製の車種も多いです。

まとめ

自分でしなければならないことは
●駐車場の手配
●車椅子の手配
●旅行会社へ車椅子使用の申し出
でした。
上記の3点以外は、旅行会社がほとんどの手配や連絡をしてくれることがわかり、とても便利でした。それについての追加料金は発生しませんでしたし、比較的安いツアーを提供している旅行会社でも、このような親切な対応でしたから、ほぼどこでも同じ対応をしてもらえると思います。
少しの知識と工夫で、家族みんなで旅行を諦めることなくグアムを堪能できました!みなさんもぜひ、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?(取材/安藏武司)

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