【TOPICS】ものづくりで築いた強い心と未来への希望を携えて

この記事は、ココロ日和2019年冬号に掲載されたものです。

 現在、訪問をご利用中の佐瀬忠男さん。とても行動的で、ものづくりの腕はピカイチです。昔は木工細工に夢中になり、果ては家まで建ててしまったほどのつわもの。今は、お庭の手入れを毎日(!!)欠かしません。そんな佐瀬さんにお話を伺いました。

ものづくりへの情熱

 昔から、運動や興味のあることに挑戦し続けている佐瀬さん。55歳で始めた弓道は五段の腕前。2年前まではご夫婦でスポーツ吹き矢も楽しんでいました。
 62歳のときに大工さんのもとで1年ほど修行をして、なんと!本業のかたわら、桐生市内に2階建てのおうちを建ててしまったのです。修行先の大工さんからは「棟梁になれる」とお墨付きをもらった、とうれしそうに話してくれました。あっぱれです。
 最近は、ご自宅を改築。もともとは車庫だったスペースの一部をくつろぎのサロンに変身させました。庭仕事の合間に庭を眺めてひと息つける、いやしの空間になりました。訪問スタッフいわく「本当にあっという間に」仕上げてしまったのだとか。こんなところにも日曜大工で培った技術と心意気が活かされています。
 ものづくりの原点は、高校時代のラジオ作り。当時、部品を買ってはラジオを組み立て、翌日には売る、ということに熱中し、楽しくて仕方ありませんでした。そのお金を貯めてバイクを買ったのだそうです。
 そんな多趣味な佐瀬さんが、今一番熱中しているのが庭仕事です。お庭には、これからの収穫が楽しみな大根やブロッコリーが植えられています。色とりどりのパンジーは、お花好きな奥様と一緒に植えたもの。季節によって植えるものを変えたりレイアウトに変化をつけたり、どんどんわいてくるアイデアに日々忙しく過ごされています。

つらい時期を乗り越えて

 アクティブな佐瀬さんですが、以前にはとてもつらい時期があったそうです。勤めていた会社で役員として働き、定年を迎えたらゆっくり過ごそうと思っていた矢先に、脳梗塞で倒れてしまったのです。入院し、治療を終え退院。しかし退院後に再び脳梗塞を発症。手が上がらず、思うように体を動かせない日々が続きました。そんな状況でも退院直後からリハビリを開始し、あきらめずリハビリを続けていく中で、徐々に動けるようになった そうです。「今の自分があるのは、あのとき懸命にリハビリをしたから」と佐瀬さんは言います。

庭づくりのヒントはこの眺めから

訪問ではどんなことをしていて、どんな変化がありましたか?

リハ
●麻痺側の動作練習、可動域訓練
●非麻痺側のストレッチ、マッサージ
●体幹の筋トレ

看護
●バイタルチェック
●顔面マッサージ
●目・頬の運動

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毎日行うことにより…
●庭仕事ができる
●顔面の麻痺を気にせず外出できるようになった
●テープをしなくても目が開くようになった
●美肌になって若く見られるようになった

これからやりたいこと

「庭仕事を続けていく。やれる限り続けていきたい。庭づくりに終わりはない。」「長生きしたいな。」その語り口はとても力強かったです。


奥様と当時のことを思い出しながら仲良さそうに語ってくれたことが印象的で、お話にどんどん引き込まれていきました。ものづくりへの情熱や取り組む集中力、あふれる独創性、それを形にする実行力など、私たちがお手本にすべきことは多いなと感じました。

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