ココロ勤務歴:2年
所属:託児室
職種:託児保育士
子育て中のスタッフの安心と働きやすさを実現する仕事
- 託児室ではどのようなお仕事をしていますか?
綿貫
ココロで働いている正社員やパートタイムスタッフで、託児の希望があるスタッフのお子さんを預かり保育しています。ココロの託児室は、「託児施設があれば働ける」というスタッフ達の声でできました。産休明けでも安心して仕事に復帰できて、少しでも働きやすい環境にできるように頑張っています。
- お仕事の内容を教えて下さい。
綿貫
朝は8時半頃から子ども達をお預かりして、午前中はからだを動かしたり、外に遊びに出かけたりして過ごします。保育園ほどきっちりと決まっているわけではなく、子ども達のその日の体調に合わせた活動を考えて、砂遊びやココロの周辺をお散歩したり夏場はプールで遊んだり、子ども達が一緒に楽しめることを考えています。
お昼は親御さんからお預かりしたお弁当を食べ、お家から持ってきてもらった布団でお昼寝をします。親御さんの勤務時間がそれぞれ違うため、午後は絵本を読んだりおやつを食べたりしながらお迎えを待つことになります。
託児室で過ごす時間は、集団で活動をするという面で保育園と似ているところはありますが、子ども達がしたいと思うことをして自由に過ごすことも大切です。それぞれの時間の使い方を有効にできるように接しています。お家での生活リズムと保育園を合わせたような保育ができるところが託児室の良いところだと思っています。
- ココロに務める前は何をしていましたか?
綿貫
結婚前は保育園に勤めていて、0歳児から5歳児までの子を受け持っていました。
自分が子育て中は子ども中心の生活をしていたので、内職やパートなど短時間でできる仕事をいろいろ体験しましたね。
子どもが大きくなり、子育て以外の時間も作れるようになった頃、何かできる仕事はないかと探していた時にココロと出会いました。託児室という職場は初めての環境でしたが、また保育の仕事に携われることがとても嬉しかったです。自分が子育てをしていたときの経験を、役に立てることがあればと思いながらお母さん達にお話しすることもありますし、お母さん達から新しい遊び場の情報をもらうこともあるなど、情報交換し合うコミュニケーションをとっています。
子どもの成長を間近で感じられることがやりがい
- 託児室の仕事のどんなところに、やりがいや魅力を感じますか?
綿貫
少ない人数のお子さんを保育している場所なので、一対一で接することが多く、保育園よりもお子さんと親密な関わり方ができることが魅力です。お弁当バッグの用意や手洗いうがいのやり方など日常生活に必要な動作を通じ、日々子ども達の成長をとても近い場所で感じられるところが託児室の仕事のやりがいです。
- 子どもたちの成長をどんな時に感じますか?
綿貫
毎日の生活の中で繰り返し教えたことができるようになったり、踊りや手遊びを楽しそうにしている表情を見るととても嬉しくなります。
ココロではバスや電車に乗ったり、動物園に遠出したり、お買い物ツアーに行くなどのイベントがあり、様々な体験をする中で成長を感じる事は多いです。ちょっとしたことでも、子ども達は全部吸収して成長を見せてくれるのでとても楽しみです。
- それでは、プライベートでの楽しみや趣味を教えてください。
綿貫
子どもとの生活が中心で、子どもと接していることが楽しみになっています。自分の子どもとは、大きくなっても何でも話せる友達のような存在を目指しているので、一緒におしゃべりをしているときは癒されます。 最近では、次女が高校野球観戦を好きなこともあり、家族全員の趣味になっています。親と子どもが過ごす時間は限られているので、一緒に共有できる時間を大切にしたいと思っています。
居心地のよい託児室を目指して
- 託児保育の仕事をするうえで、心がけていることはなんですか?
綿貫
普段からお母さん達とコミュニケーションをとることを心がけています。
家での様子やその日の体調などをよく把握していれば、子どもに合ったスピードで無理なく生活習慣を覚えられますし、子どもとお母さん両方の安心に繋がるからです。お母さんと離れて1日生活する子ども達が不安にならないように、居心地のよい託児室を目指しています。
- それでは、これからの抱負を教えてください。
綿貫
ここでは、デイサービスなどにくる利用者さんとのふれあいや、すぐ近くで働いているお母さんの姿を見ることができる環境があります。ココロの託児室ならではの良いところを活かして、一般の保育園ではできないような経験を子ども達にたくさんさせてあげられたらと思っています。また屋内だけでなく、電車に乗る遠足のようなイベントももっと充実させて、楽しめることを増やしていきたいです。少人数保育だからできるひとりひとりに合った生活を中心として、お家で過ごすような安心感を抱いてもらえる託児室にしていけたらと思います。
- 最後に保護者のみなさんにメッセージをお願いします。
綿貫
安心してお子さんを預けて仕事ができるように、託児室の環境をこれからもよいものにしていくので、不安なことや知らせておきたいことがあれば遠慮なくお話ししていただきたいです。お母さん達とお子さんの話をすることはとても楽しみですし、一緒に子育てをさせてもらっているので、いろんなことを共有しながら保育をしていきたいと思っています。
託児所をお子さんもお母さんも安心できる場所にしたいと考えている綿貫さん。
とても明るく元気な方で、託児室の子ども達と毎日どんなふうに過ごしているか、楽しそうにお話ししてくださいました。託児室に預けるお母さんと子どもの成長を共有する喜びが、毎日の仕事のエネルギーになっていることが伝わってきました。
小さいお子さんのいるスタッフの声を形にしたココロさんの託児室は、とても心強く頼れる場所になっているのではないでしょうか。ココロさんに関わる人達が協力して、働きやすい環境を作っている魅力的な職場だと感じました。ありがとうございました。
たなか
フリーセラピスト兼ライター。読みやすく、楽しんでもらえる記事を書 けるように頑張りま す。