2005年に創業したココロが今年で20周年を迎えました。9月28日、笠懸野文化ホール〔パル〕で開かれた「ココロ文化展」には利用者さんやご家族が大勢集まりました。展示やステージ、マルシェに笑顔があふれた一日を、実行委員長の中島直子さん(ココロアットホーム)に振り返っていただきました。
■取材/阿部奈穂子(オリーブ・アンド・パートナーズ)
広い会場でのびのびと
—— 笠懸野文化ホール〔パル〕を会場に選んだ理由は?
2年前にも利用させていただき、とても良かったので今回もお願いしました。ステージやロビーが広く、来場者の方がゆったり過ごせるのが魅力です。入口の通路も広いため、マルシェやキッチンカーを並べても混雑せず、安心して歩けるんですよ。

—— マルシェはにぎわっていましたね。
はい。焼きいも、クロッフル、唐揚げや焼きそばのキッチンカーが3台並びました。そのほかにもパンやスコーン、鳥弁当の販売もありました。笑顔で「おいしいね」と話しながら召し上がる利用者さんの姿を見て、私たちスタッフも心が温かくなりました。
—— 展示コーナーにはどんな作品が?
各事業所に10点ずつお願いし、大きな共同作品と利用者さんの手作り作品を並べました。ココロデイサービスは段ボールで作ったお神輿、アットホームは桜の貼り絵。縫い物や編み物もあり、一つひとつに気持ちがこもっていました。スタッフや利用者さんの顔をAIで描いた未来的な作品もあり、「えー、こんな時代になったの?」と驚く声が多く聞かれました。

響く太鼓と躍動のダンス
—— ステージイベントは迫力がありました。
桐生市の清桜高校和太鼓部による30分間の演奏は圧巻でした。大きな音に体が震えるようで、会場全体が一体になりました。続いてココロのキッズチームBLINKELEとBRATZ、先生方のグループEmotionなどがHIPHOPを披露。小さなお子さんは一生懸命でとてもかわいらしく、先生方はキレのあるダンスで元気を届けてくれました。

—— 代表の雅樂川陽子さんの記念講演もありましたね。
はい。ココロの20年間を振り返り、一つひとつ事業拡大を続けていった挑戦やその裏にあった挫折、また多くの賞をいただいたこと、ココロならではの働き方など幅広くお話しくださいました。うなずきながら聞かれる方もいて、「ファンになった」と言って本を買って帰られる方もいらっしゃいました。利用者さんやご家族に、ココロの歴史を知っていただける大切な時間になりました。

安心と達成感を胸に
—— 準備のなかで一番大変だったことは?
送迎です。今回はココロ号16台での送迎でしたので、どのルートで回れば利用者さんが長時間車に乗らなくてすむか、何度も話し合いました。当日も歩行が難しい方にはスタッフが寄り添い、安全に楽しんでいただけるよう気を配りました。

—— 体験コーナーも好評でしたね。
パステルアートやリハビリグッズ体験など4種類を用意しました。看護師やケアマネジャーがアイデアを出してくれて、当日の運営も担ってくれました。普段とは違う表情を見せてくださる利用者さんが多くてこちらも嬉しかったです。

—— 文化展を終えて、いまの気持ちは?
「やったー!」という達成感でいっぱいです。大きな事故もなく、皆さんが安全に帰られるのを見届けてホッとしました。利用者さん、ご家族、スタッフが一緒になって作り上げた文化展。これからも心をつなぐ場を続けていきたいと思います。













