短時間デイに移行して9カ月 ますます活発なココロデイサービス

昨年4月、3時間の半日デイから5時間の短時間デイへと形態を変更した「ココロデイサービス」。利用者さんが施設で過ごす時間が長くなり、園芸や手芸、料理、季節の行事など、日々の活動がより充実してきました。手を動かし、体を動かし、自然と笑顔が生まれる時間。その変化について、介護福祉士の禅野あゆみさんに話を聞きました。
■取材/阿部奈穂子(オリーブ・アンド・パートナーズ)

園芸が日常の楽しみに

— 短時間デイに変わって、どんな変化がありましたか。
利用時間が長くなったことで、活動にゆとりが生まれました。園芸や手芸、運動など一つのことにじっくり取り組めるようになり、利用者さんも前向きに参加してくださっています。

— 特に園芸が盛んになったそうですね。
デイサービスのテラスの一角に5つのプランターを置き、パンジーやチューリップなどのお花を利用者さんと一緒に植えています。さらに、地植えのできるスペースも生まれました。

— 作業はどんなふうに行っているのですか。
日差しが心地よい午前中を中心に作業しています。園芸が得意な利用者さんがいて、その方に教わりながら土づくりから始めました。肥料の入れ方も本格的で、土を耕す人、座ってプランターを管理する人など、自然に役割分担ができています。春にはお花畑になる予定です。

野菜づくりと「食」の時間

— 以前から夏はゴーヤで緑のカーテンを作っていましたね。
今年は暑さの影響かゴーヤの生育があまり良くなくて、代わりにフウセンカズラと朝顔を植えました。どちらもよく育ち、窓から見える景色がとてもきれいでした。

— 今は種取りをしているとか。
はい。来年に向けて、手作業で種を取っています。細かい作業ですが、皆さん集中して取り組まれています。

— 野菜も育てているそうですね。
プランターでミニトマトを育てました。今年は豊作で、とれたてを切ってドレッシングで和え、昼食のプラス1品として出しました。

— 調理も利用者さんが中心に?
お料理が得意な方が多いんです。先日は「柿がたくさんとれたので」と持ってきてくださった利用者さんがいて、みんなで切っていただきました。食べやすい切り方など、私たちスタッフも学ぶことが多いです。

季節行事もリラクゼーションも

— 11月にはえびす講に合わせたイベントも行ったとか。
はい。桐生のえびす講にちなんで、ちんちん焼きを作って食べました。1日に100個以上焼きました。

— かなりの数ですね。
竹串でひっくり返すのが少し難しいのですが、利用者さんはとてもお上手でした。「指先の運動になるね」と話しながら、楽しんで作業されていました。段ボールで大きな熊手も作り、家内安全や商売繁盛の文字を貼って、立派な作品が完成しました。

— ちなみに1月の製作活動のテーマは?
午年に合わせて、絵馬を作る予定です。利用者様が作ったよと見せてくださったので、ぜひデイでも作りたいと作り方を教えてもらいました。

— 活動が増える一方で、リラックスする時間も大切ですよね。
そうですね。足全体を空気でマッサージする「メドマー」という機械を一昨年導入しました。足先から太ももまで包み込むようにマッサージしてくれるので、痛みもなくとても気持ちがいいと好評です。

— これからのココロデイサービスについて教えてください。
利用者さんが「やってみたい」と思えることを大切にしていきたいです。5時間デイになって生まれたこの流れを、これからも育てていけたらと思います。

花を育て、料理をし、季節の行事を楽しみ、体を休める。ココロデイサービスでは、利用者さん一人ひとりの経験や得意なことが、日々の活動につながっています。5時間デイに変わって9カ月。穏やかな時間の中で、笑顔の輪は広がり続けています。

ココロデイサービス
1日タイプのデイサービスです。

〒376-0011
群馬県桐生市相生町2丁目261-3
0277-46-7008
8:30~17:30 (土・日・祝休)

詳しくはコチラ

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