【桐生|ココロデイサービス】「5時間デイ」に変わりました!

桐生市のココロデイサービスは今年4月、半日タイプから5時間デイに変わりました。7時間以上8時間未満という1日デイは数多くありますが、5時間以上6時間未満の5時間デイは、桐生市内では初の試みです。利用者さんとスタッフがどんな風に過ごしているのか、理学療法士の深津典子さんに聞きました。
■取材/阿部奈穂子(オリーブ・アンド・パートナーズ)

マンツーマンで
個別メニューが充実

—— 半日タイプから5時間デイに変更した理由を教えてください。
利用者さんの声とスタッフの働き方が合致した形になります。利用者さんからは、「半日では、あっという間に帰宅の時間になってしまう」「お昼ご飯の用意が大変だからデイで食べられたらいいな」というお声を以前からいただいていました。また、個別での対応を充実させて、デイご利用の満足感を味わっていただきたいというのも理由の一つです。

以前の半日では、時間が足らずに個別でサービスを提供する時間に制限がありました。10時から15時までの5時間デイになったことで、毎回お一人30分の個別メニューをマンツーマンで提供できるようになりました。

—— 5時間デイになって利用者さんはどのような感想をお持ちですか?
これは、私たちも心配でしたが、とても好評です。「5時間は長いと思っていたけれど、することがたくさんあって、あっという間です」「お食事は美味しいし、メニューが豊富で楽しい」といった声をいただいています。

—— 個別のメニューの種類も増えたそうですね。
はい。スタッフが利用者さんとじっくり向き合えるようになりました。個別メニューは51種類と充実しています。その中から利用者さんに選択していただきます。メニューは今後、まだまだ増える予定です。

個別メニューでは、マンツーマンで30分の時間をかけてサービスを受けていただきます。利用者さんとスタッフのコミュニケーションがとりやすくなり、ADL(移動・排泄・食事・入浴など)の状況に合わせて、即座にきめ細かく対応できるようになりました。屋外への散歩、入浴支援、ストレッチやハンドマッサージなど、利用者さんに大変喜ばれています。

スマートウォッチや
タブレットが1人1台

—— 利用者さんが腕につけているのはスマートウォッチですか?
そうです。デイにいらしたら、スマートウォッチを装着していただき、歩数や脈拍、血圧などを把握するのに役立てています。利用者さんにとってもどのくらい動いたかがわかり、張り合いになるようです。

—— デジタルに強くなりそうですね。
はい。一人1台ずつタブレットも導入していて、パズルや将棋、オセロ、四字熟語などのメニューをたくさんダウンロードしてあります。それを使って脳トレに励まれる方も多いんですよ。

—— 他にも変わったことといえば?
お食事をお出ししています。アットホームやガーデンのような手作りではありませんが、スタッフが試食を重ねて選んだお食事は、美味しいと大変好評です。

また、入浴支援もできるようになりました。ご自宅で入浴ができない方や、一人で入れるようになりたい方へ個別メニューの一環として実施しています。お一人ずつの入浴ですので、内緒話などもできて、楽しい時間になっているようです。

—— リラクゼーション室を新設されたそうですね。
はい。マッサージ機や玉川温泉浴などの機器を設置した癒し部屋を作りました。のんびり心地良くお過ごしいただいています。

—— 5時間デイになって約2か月が経過しました。これからの目標は?
継続して通っていただける雰囲気づくりを心がけています。ケアプランや通所介護計画書で設定した目標を達成できるように、また少しでも利用者さんの生活が豊かになるようにデイでのサービスをさらに充実させていきたいと考えています。

ココロデイサービス
☎ 0277-46-7008
8:30~17:30 (土・日・祝休)
〒376-0011
桐生市相生町2丁目261-3

公式インスタグラム
普段の様子やお知らせなど投稿しています!
@cocolo.day

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