【輝くひと】親しみがわく、創意ある人

この記事は、ココロ日和2019年春号に掲載されたものです。

 訪問看護ステーションココロで理学療法士として勤務する松澤良輔さん。ココロスタッフからの印象は、いつも穏やかで落ち着いていて真面目。話をするとユニーク‼・・・と理学療法士として多くの利用者さんやスタッフからの信頼も厚いうえに、楽しい人だと親しまれている松澤さんに今回は話を伺いました‼

早速ですが、理学療法士になるきっかけはなんでしたか?
 
松澤 高校2年生で仕事図鑑を見て「これだ!」と思いました。それまで料理人になりたいと思っていましたが、見つけた後は迷いなく理学療法士を目指して進みました。運動が好きだったので体に関係する仕事に惹かれたのかもしれません。

ココロスタッフからの相談で、動作を見て体の弱いところに対するお薦めの運動をアドバイスしている姿を見ましたが、理学療法士として得意なことは何ですか? 

松澤 得意といいますか、好きな分野は障害予防です。生活の中で見られる動きの様子から今後の膝や腰の痛みを予想したり、今ある肩こりの原因を生活面に探ったり・・・といったことが好きです。勉強の為に、スポーツ選手の姿勢をジーっと眺めることも好きです。


 
普段、仕事の中で、どのような時にやりがいを感じますか?
  
松澤 ご利用者様の『こうありたい』というご希望に対する課題の方向性が見えてきたり、それが良い方向に向かった時は、ちょっとしたことでもやりがいとともにホッとした気持ちになります。同じ目標に向かって事業所を超えたチームで悩んだり喜んだりできるのも、訪問看護の仕事の魅力の一つかなと感じています。

研修先での楽しいエピソードがあるようですが、教えてもらえますか?

松澤 昨年行ったポールウォーク(2本杖で歩くスポーツ)の指導者講習は、その日の他の参加者に理学療法士の姿はな無く、50〜70歳くらいの方に囲まれて勉強した事は新鮮でした。
 もう一つは20代の頃、勉強会で山形県に行ったのですが、その時に利用したホテルの食堂で一杯飲んでいたら10代後半の男の子に話しかけられ、深夜まで身の上話を聞いてあげた事はすごく覚えています。どうやら自動車免許合宿の参加者に間違われたようです。

休日はどのように過ごしていますか?

松澤 家族で少し遠くの公園にドライブを兼ねて遊びに行くことが多いです。一人の時間ができた時には、キャンプ用品店か漫画喫茶に行くこともあります。

では、今はまっていることはな何ですか?
 
松澤 キャンプです。一昨年は旅行を我慢して予算を作って、ひたすらキャンプ用品を集め、昨年やっとキャンプデビューしました。時々、メンテナンスも兼ねて道具を眺めているのですが、娘に「パパの頭の中は、キャンプばっかりだね」と言われてしまいました。
 

 
最後に、仕事とプライベート、それぞれこれからやってみたいことはありますか?

松澤 仕事は、ご利用者様のお役に立てるよう日々勉強していきたいと思います。それと並行して、障害予防という点で働く世代にも関われないかなと考えることがあります。プライベートでは、ジョギング・ハイキング・釣り・カヌーなどをキャンプと組み合わせて楽しみたいと思っています。家族につまらない思いをさせると次から行ってくれなくなるので「キャンプは楽しい!」と思ってもらえるよう工夫していきたいです。


インタビューをしてみて、魅力のひとつである真摯な姿とユニークさは、ご利用者様やチーム、ご家族等周りの人達と一緒に楽しく取り組めるように気遣いをされているところなのでは?と感じました。また、これからやってみたいことが沢山あるのも素敵ですね。(取材/柿沼律子)

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