COCO-LOキッズデイ★子どもたちが電車やバスで冒険へ

COCO-LOのスタッフの子どもたちが集う「キッズデイ」が1月14日(月・祝日)に行われました。今回は“はじめての冒険”をテーマに、電車やバスを乗り継いで、太田市美術館図書館や桐生市の有鄰館を訪れたほか、桐生市街地でスタンプラリーを楽しみました。その様子をリポートします。

取材/阿部奈穂子(オリーブ・アンド・パートナーズ)

年に2回の特別な日
どんな企画が飛び出すか

COCO-LOの経営企画室が主催する「キッズデイ」は、年2回、12月の天皇誕生日と1月の成人の日に行われています。
「弊社は基本的に、祝日の営業はお休みです。でも、年末年始に長いお休みをいただくため、その前後となる12月の天皇誕生日、1月の成人の日は営業を行います。スタッフが働いている間、お子さんたちをお預かりしようという主旨で、キッズデイが始まったのです」と経営企画室の小山美生さんは話します。
キッズデイの内容は年々、進化しているそうです。当初は、「お母さん、お父さんの仕事を知ろう」ということで、職場見学を行っていました。その後、書初めをしたり、車イス体験をしたこともありました。
昨年は「キッザニアみたいに職業体験しよう」と、COCO-LOの社内に保育士体験、おやつづくり体験など6つのブースを設置。お仕事をするとココロコインがもらえ、それを駄菓子に交換できるという企画を行い、子どもたちに大好評だったそうです。

中学生のお兄ちゃん、お姉ちゃんと
小さな子どもたちの触れ合い


今回のキッズデイは初めて、屋外に飛び出し、電車やバスなど公共交通を利用して、太田市と桐生市を冒険しました。参加者は年長から中学生まで9人の子どもたち。
「中学生のお兄ちゃん、お姉ちゃんが小さい子どもの面倒をよくみてくれたので、迷子やケガの心配もなく、スムーズに行ってこられました」と経営企画室の星野真理さん。
当日のスケジュールは次のとおりです。
①午前9時15分COCO-LO本社出発
②東武電鉄の電車に乗って、太田市美術館図書館へ。
③東武電鉄の電車で新桐生駅へ移動。
④桐生市のコミュニティバス「おりひめバス」で、桐生市指定文化財の有鄰館へ。館内でお弁当タイム。
⑤桐生市街地をめぐるスタンプラリー。
⑥上毛電鉄の電車に乗り、午後4時ごろ、COCO-LO本社に到着。

切符を買うこと、広い図書館で遊ぶこと
かくれんぼも楽しい


小さな子どもたちは、自分で電車の切符を買い、時間通りに電車に乗ることは初めての体験でした。「プシューというエンジンの音にびっくりしたよ」としょうとくん(6歳)。
みんなに一番人気だったのは、太田市美術館図書館です。ここは2018年4月、太田駅前に誕生した美術館と図書館が融合したオシャレなアートスポット。館内には世界60カ国以上、1万2000冊の児童書と約1万冊のアートブックが設置されています。
「ここに来たのは2回目。今日は、世界の国旗の本を読んだよ」とはなちゃん(9歳)。しょうとくんはゲゲゲの鬼太郎の本がお気に入りだった様子です。
テラス空間になっている屋上では、「みんなでかくれんぼをして楽しかった」と、ことのちゃん(9歳)はニッコリ。

働きやすい職場といわれる
理由がココに

経営企画室の安藏武司さんは、「子どもたちはみな好奇心旺盛。自分たちで遊びをつくり出す力にはびっくりしました」と話します。その言葉どおり、ランチ会場だった有鄰館では、食事を食べ終わるやいなや、お店屋さんごっこがスタートしました。
「カウンターを使って、お料理屋さんやワインバーごっこをしたよ。とっても面白かった」とゆなちゃん(8歳)は顔をほころばせます。
この日一日で、子ども同士はすっかり仲良しに。こういった子ども同士のつながりが、スタッフ間のコミュニケーションの良さに関わってくるものです。

何よりも、祝日に仕事がある場合、たいていの母親、父親は子どもの預け先に苦労します。なぜなら、祝日は学童や保育所はお休みだから。ところがCOCO-LOはそれを見越して、スタッフの子どもを預かり、楽しいイベントまで用意してしまうのです。それが働きやすい職場といわれるゆえんなのでしょう。
今回のキッズデイを計画し、引率役を務めた経営企画室のメンバーは「本業とは違う仕事だったので、最初は不安がありましたが、子どもたちがみんな楽しかったと笑顔で言ってくれたので、正直、嬉しいです。」と話します。
来年はさらにバージョンアップした企画が繰り広げられることでしょう。

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